HTML TidyのWebサイトからダウンロードしてきた実行ファイルはコンソールアプリなので、いまいち使い方が・・・という方もいらっしゃると思います。Tidy GUIもありますが、内部で利用しているTidyが古いためShift_JISが通らなかったりと、なにかと不便ですね。そこで今回はPCKを利用した使用法を説明したいと思います。
まず、PCKをダウンロード、インストールします。設という文字のアイコンの設定用アプリケーションを起動して、一斉設定を選んでください。操作対象のフロントエンドはこの際すべて追加してしまいましょう(今回使用するのは"行"だけです)。次の画面では日頃使用しているエディタを結果出力用エディタとして設定して、完了です。次にTidyですが、これはパスが通っているところ、"C:\WINDOWS"などに移動しておいたほうが楽かもしれません。準備はこれだけです。
これも準備だ、というつっこみはなしにして、Tidyの設定ファイルを作りましょう。Tidyのクイックリファレンスを参考にしてテキストで作ります。それぞれの説明は時間がかかるので、HTML用のコンフィグサンプルとXHTML用のコンフィグサンプルを用意したので参考にしてください。
先ほどインストールしたPCKのツール群から行を実行してください。
カレントディレクトリをChDirを押して、チェックしたいHTMLファイルがあるフォルダへ変更します。今回は"C:\html"としています。コンフィグファイルもこの中に入れてあります。
最後にコマンド行ですが、コンフィグファイルがあるので簡単です。パスが通ったところにTidyを置いたならば、Tidy -config <コンフィグファイル名> <チェックしたいファイル名>です。"C:\html"にある"index.html"ならば「tidy -config tidyconf_x.txt index.html」となります。カレントディレクトリにHTMLファイル、もしくはコンフィグファイルがない場合はフルパスを入力する必要がありますので注意してください。
"実行"を押すとコマンドが実行され、設定したエディタに結果が出力されます。
出力結果1のスクリーンショットと出力結果2のスクリーンショット
出力結果1にはエラーの数や内容が、2にはTidyによって整理されたHTML文書が出力されているのがわかると思います。"行"のコマンドラインを入力するコンボボックスは履歴が表示されるので一回ずつ入力する必要がないのがいいですね。
Tidyのオプション設定と実行ができるものを作ってみましたので、よろしければTidyのオプション設定、実行ソフトに置いてありますので見てみてください。